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健康コラム

2018年5月28日

Dr.松岡のなるほど!健康学

統合的なアプローチで「治療から予防へ」

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現在、私のクリニックでは、主にがん、心疾患、脳血管疾患の「三大疾患」などを含む病気を未然に防ぐことを目標に、個人の体質、病気の状態病状に合った医療をめざしています。
言い換えれば、統合的なアプローチにより、「治療から予防へ」というパラダイムシフトを推し進めるのに、最適な医療をめざしているのです。

 

クリニックに来られル患者さんは40代~60代の方が大半ですが、なかには生まれながらのハンディキャップを背負っている方、70代以上の方も多く来院されます。
毎日、そうした患者さんと接しているなかで、例えば80歳を越えたあるご婦人は、「自分が長生きをして病院で診てもらうのが何だか申し訳ない」というようなことをたびたび、口にされます。
とても遠慮がちで、必要以上に「ありがとう、ありがとう」と身を縮めて頭を下げられる様子などを見ていると、いま、この高齢者といわれる方たちにとって、とても大切なことは、自分の居場所がしっかりあるかということです。

 

確かに、病気を抱えたり、歳をとれば、いろんな面で弱ってくるのはいたしかたないことでしょう。
だからといって、体の全部が弱り、ダメになってしまうわけではありません。病に犯されていても、何歳になろうとも、ご自分のなかにはまだちゃんと機能する「グッド・ポイント」もたくさん残っているはずです。そうした「グッド・ポイント」と、病気や加齢によって弱ってしまった「ウイーク・ポイント」をちゃんと自覚して、自分自身とも、家族とも、社会ともうまく付き合っていくことができれば、病気があっても、老いても、それほど恐れるには及ばないのだと私は考えています。

 

いいところも弱いところも、全部ひっくるめてご自分の個性、財産としてみていけばよいのです。
ですから、人によって個人差はありますが、病気になったり、中高年のある年齢に達したら、そこでもう一度、ご自身をふり返って健康状態をチェック。食生活をはじめとしたライフスタイル全般を見直して、改善できるところは改善し、ご自身をリセットしていきましょう!――というのが私からの最大の提案です。



◆解説してくれた先生

松岡 留美子 先生

松岡 留美子 先生
■略歴
医学博士。日本人類遺伝学会 臨床遺伝指導医、臨床遺伝専門医
1972年横浜市立大学医学部卒業、1978年東京女子医科大学循環器小児科助手
1979年ウィスコンシン大学心臓病理科研究員、1981年ボストン小児病院
(ハーバード大学医学部小児科)循環器科分子細胞生物学部門研究員
2001年東京女子医科大学大学院先端生命医科学研究所講師 同大学循環器小児科講師
2004年同大学遺伝子医療センター講師
2005年同大学国際統合医科学インスティテュート特任教授
2006年同大学大学大学院先端生命医科学研究所特任教授
2008年東邦大学医学部客員教授
2010年若松河田クリニック院長

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