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健康コラム

2013年11月20日

免疫力を高めて厳しい冬を乗りきろう

冬の季節が近づいてきました。風邪やインフルエンザの感染や冷え性による様々な弊害が多くなる季節です。事前の知識と少しの注意があれば、健康に冬を過ごすことができるものです。

1.風邪やインフルエンザなどのウイルス

風邪の原因となるウイルスは200種類以上あるため、一旦感染するとウイルスの特定が難しく、的確な治療方法はありません。特に高熱と重い全身症状が出るインフルエンザは注意が必要で、「流行性感冒」と呼び、他の風邪と区別して扱っています。鼻や喉、気管支などから感染して粘膜が急性の炎症を起こし、鼻水や喉の痛み、咳に高熱と、さまざまな症状が現れて数日間苦しみますが、治療には自己回復力に頼るしかありません。あまり知られておりませんが、食中毒の原因となるノロウイルスも冬に活性化します。

①免疫力の活性化は自己回復力の要

冬の冷たく乾燥した空気は、皮膚、鼻、喉や気管などの粘膜の抵抗力に悪影響を与えます。予防を含めて免疫力を維持するために、ビタミンCの服用は有名ですが、ビタミンAもウイルスの侵入口である粘膜を正常化させるため重要です。これらを多く含む食品を摂取すると同時に、免疫に作用するといわれている乳酸菌やβ1.3グルカンなどを服用するのがお勧めです。体力を維持するため糖質と水分を充分取るよう心掛けましょう。併せて睡眠も充分に取ることで、夜に活性化する副交感神経系が免疫を高めるリンパ球を増やすことにもつながります。

②温度と湿度

ウイルスは高温・多湿に弱く、逆に低温・乾燥時に活性します。風邪をひいている人の場合、寒いと発熱が必要以上に進むので部屋は暖かくしましょう。暑すぎると免疫力が弱まるため、適度な温度と湿度を保つことが重要です。特にインフルエンザウイルスは、湿度35%以下で1日以上活性化しますが、湿度50%以上では約10時間でほぼ全滅します。加湿のない冬の部屋の湿度は20%程度といわれています。理想の室温は20度前後。湿度は加湿器などを併用して、60%以上に維持することが最適です。水分は体を守ります。乾燥肌も顕著になりますので、お手入れとともに湿度管理を行いましょう。

③手洗いとうがい

人の混雑する場所はウイルスが一杯です。感染経路は空気中だけではなく、手で触ったものからも感染します。マスクは効果がありますが、併せて手洗いとうがいをしっかりしましょう。

2.冷え性

特に冬になると、手、足、腰、背中、膝など、特定部位が特に冷たく感じる方が多くなります。冷え性と言われるものですが、頭痛やめまい、肩こり、腹痛、食欲不振、便秘、下痢、肥満など、様々な悪影響が出てきます。この原因として、近年免疫力と自律神経が大きく関係しているという研究報告が出ており、改善することも出来るようになってきています。冷え性は特に女性に多いです。ホルモンはバランスが崩れやすい性質を持っています。ホルモンと自律神経はお互いに影響しているため、結果的に自律神経のバランスも崩れて、様々な症状が発生します。免疫力を活性化することは、ウイルス予防と同じことなのです。体を温めるために、お風呂に入ることは良いのですが、冬の入浴は注意が必要です。体温と湯温差が大きくなると、急激な温度変化によって身体にヒートショックという衝撃が発生し、血圧の急変動や脈拍数の急増などの症状が出ます。心筋梗塞や脳血管障害につながるため、特に高齢者や高血圧の方は熱いお湯での入浴は控えましょう。

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