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健康コラム

2014年7月18日

健康プラザパル ~茅場町研究室より~

免疫不足の時代に向けて 後編


栄養不足の時代からいまでは過剰な状況へ。そして新たな病気が増える


スーパーマーケット

 戦後間もない頃は、栄養不足やビタミン不足が問題となっていましたが、今では栄養は過剰状況にあり、先進国では誰も栄養不足のことは言いません。栄養を手に入れた事で、人々は健康を手に入れ、この人工的進化が正しいのだと確信したことと思います。しかしどうでしょう、知らぬ間に様々な新しい病気が増えていきました。本来ヒトの持つ基本的な健康維持機能である免疫の問題、現代はさらに深刻な「免疫が不足」する時代になったと言えます。それでもヒトは薬に依存し頼ります。


健康食品市場の推移 (健康産業新聞調べ)

 そのような中で、サプリメントなどの健康食品(以下、“健食等”と表記)の市場は年々増大している事実があります。健食等は医薬品ではないため効能を謳うことができないのですが、副作用が殆ど無いことから、服用した人達がその改善や体感、経験などを口コミするようになります。効能を謳えない中ですから、体感が無いとリピートや口コミにはつながりません。同時期に米国において、健食等の市場が爆発的に成長し日本も見習った影響が大きいことは確かですが、実際に食の改善は実感を伴ったのだと思います。

これら健食等の主な摂取目的は「健康の維持や病気の予防」というものです。ヒトの体はヒトの食べた物でできている、健康もヒトが食べるものに大きく影響されるという考えです。そのため、健食等は長期的視点で体質改善に用いられるべきもので、関与している成分は明確に分からなくても、疫学的な研究や伝統によって裏付けされ信頼を得ているものが多いわけです。

自律神経と免疫の強い関係

 阿部内閣による規制緩和の一環として、この8月には食品の機能性表示が実現されようとしています。日本は世界一の長寿を手に入れましたが、その実態は高齢化により毎年一兆円近く医療費が増大している深刻な状況です。

平均寿命と健康寿命の差

 そして、国民も健康を維持できない期間が10年に達するという報告があり、健康寿命を延ばすことに大きな関心が出てきたのです。健康な期間を少しでも長く生きる、それが医療や薬に依存する時代から、自分の健康は自分で守るために、サプリメントなどの健食等を考える時代に入るということを意味しています。この食品は自分の健康を維持するために有効かどうかの情報を与え、それを自分で判断して健康を維持していくということです。

 健康のために、免疫を改善し正常を維持することが健康長寿には必要なのですが、それでは具体的にどうすればよいのでしょうか。
 加齢による免疫細胞の異常により、免疫細胞は自らが出すサイトカイン(細胞間情報伝達分子)を制御できないことが免疫を暴走もしくは免疫のバランスを崩したり、血管寿命に影響を与えたりして、それが健康寿命を縮めていることが分かってきています。血管は細胞に酸素を与え、エネルギーの元である糖を運ぶ重要な役割があるのです。エネルギーが無ければ細胞は老化します。脳細胞も同じです。

研究

 自律神経と免疫は強い関係があることは近年の研究により解明されてきています。免疫バランスが崩れることによる影響は、自律神経のバランスまで影響を及ぼすことになります。体の異常、神経の異常、免疫の異常、そして原因不明の様々な病気の発生、これらは環境の変化がもたらした結果と考えられますが、その問題を理解すれば改善策は見えてくるはずです。
 免疫機能に作用する成分(食品)はいくつかが知られています。乳酸菌やβグルカン、フコイダンと言われる高分子多糖体は代表的なものです。それらの成分を持つ食材は色々とあります。こういった食材を取り入れることで、免疫機能を少しでも正常に近づけることができると考えられています。

 当室ではヒトの健康維持のために最適な提案ができるよう、そして、これらの問題を解決するための研究を続けています。ヒトのからだは謎だらけですが、それでも基本に立ち返ることで改善すべきものが見えてきます。健康プラザパルが扱う商品に、少しでもそのヒントを見つけていただければ幸いです。

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